競馬マニアック博物館

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たけしクン 斬る

満員電車の中でニタニタと笑ってしまった。
薄紅をひいた婦人と目が合った。
いやらしいヒゲを伸ばした油ギッシュリーマンとも目が合った。
 
おもしろい本に出合ったものだ。
 
たけしが映画の世界に足を踏み込んだ時期の本である。
たけしってジャイアンじゃないよ。
 
「仁義なき映画論」
タイトルで内容がわかるであろう。
名作、駄作をこれでもかと斬りまくるのだ。
 
一番のお気に入りは 「稲村ジェーン」 
サザンオールスターズの桑田監督をこれでもかと叩き斬る。
 
この作品上映時、高校生になったばかりだった。
初めての彼女を連れて新宿へ行ったのだ。
もちろん主題歌「真夏の果実」は、少ないバイト代で買った。
その少ないバイト代で初めてのデート。
 
悪い奴しかいないと聞かされていた新宿で2人きり。
恐怖と不安でニワトリの如くキョロキョロして歩いていた。
確か映画館に着くまで無言だったような・・・
 
そして、彼女が腕を掴んできた。
 
完成しました。
ハイ、密着!
 
まあ、こんな感じで、無事に映画館に着き上映開始となった。
ところが、
「つまんね~」 「眠い」 「環境映画?」 「無言の映像と音楽だけでいいのでは??」
まあ、そんなこんなで大人になったら桑田に物申したいと思っていた。
「デート代返せ!」
 
ところが、たけしが言ってくれてた。
 
下記、仁義なき映画論のたけしのコメント
この映画のポスターに「暑かったけどよう、短かったよな、夏」ってコピーがあったけど、
「ちっともアツくならずによう、長かったよなあ、この映画」っていう感じだったよ、まったく。