今年で8回目を迎える福島牝馬S(GIII、芝1800m)。東日本大震災の影響で福島競馬場が使用できないため、今年は新潟競馬場での代替開催となる。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート!
ディアアレトゥーサ
4ヵ月の休み明けで臨んだ前走(中山牝馬S)では出負けが響いての4着。中2週のローテになるため、この日曜日に美浦の南Wで調整された。息を整える程度で3F43秒8-1F13秒7(馬なり)をマーク。地味な時計も、動きは機敏で活気も感じられる。ひと叩きされた上積みも見込める。
前走は単勝13番人気の低評価に反発するかのように、中団から終い伸びて3着。中間は状態の維持に専念し、17日に美浦の南Pで運動を消化した。5F65秒6-3F51秒0-1F12秒1(直線追う)となかなかの時計をマークした。条件的にも有利なここは上位争いができそうだ。
スマートシルエット
軽快な逃げが持ち味の4歳馬。自分の形で2着に粘った前走から中4週のローテで重賞に挑む。1週前追い切りは14日に栗東の坂路で行い、4F54秒9-1F12秒3(馬なり)を計時。この馬らしい軽快な動きで馬体もふっくら見せており、状態はいい意味で平行線だ。
秋華賞8着以来、古馬になってからは初めての実戦となる。半年以上の休み明けも、中間は美浦で入念に乗り込まれており、雰囲気はいい。13日には南Wで1週前追い切りを実施。蛯名騎手を背に5F64秒4-4F49秒6-1F13秒3(馬なり)をマークした。調教の雰囲気からして、走れる態勢にはあるといえる。
昨年末の愛知杯4着以来、約4ヵ月の休み明けだが、今月上旬からしっかり乗り込まれている。2週前にも馬なりで追われたが、13日の1週前追い切りでは栗東の坂路でびっしり追われて4F54秒7-1F13秒0(強め)。時計は目立っていないが、この馬なりに順調にきている。
モルガナイト
捻挫で10ヵ月半の長期休養を挟んだが、休み明けながら前走は着差以上に強い勝ち方をしてみせた。2週前にも坂路で速い時計を出すなど、中間も調整順調。そして14日の1週前追い切りでは4F50秒9-1F12秒3(G前追う)の好時計をマーク。行きっぷりも良く、馬体を大きく見せている点も好印象だ。
このレースはパスしたほがよろしいようです。
難しいです。
完璧、大荒れ注意報です。
資金は皐月賞にまわしましょう。