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皐月賞直前 岩田ロングインタビュー

スポニチアネックス 4月22日(金)7時4分配信

皐月賞】35戦で1勝…岩田「不安材料はそこだけ」

皐月賞サダムパテックに騎乗予定の岩田騎手

 23年ぶりに東京で開催される「第71回皐月賞」の出走馬、枠順が21日午後、確定した。同レースは東日本大震災の影響を受けている一部を除き、23日から全国の競馬場、ウインズで前売りされる。また、ターフライターの平松さとし氏の「キーマンの懐へ」は弥生賞勝ちから万全の仕上げで挑むサダムパテックに注目。手綱を取る岩田にその胸の内を聞いた。

 ――サダムパテックの最終追い切り(坂路4F52秒7)ですが、手応えはいかがでしたか?

 岩田 1週前にもびっしり乗ったので、最終追い切りは単走で十分でした。どっしりした感じで落ち着いてスムーズに動いてくれました。

 ――前走(弥生賞1着)は10キロ増(508キロ)。デビュー以来最高体重でした。

 僕が乗るのは初めてだったので、比較はつかなかったけど、重いとか太いとか気になる感じはありませんでした。

 ――パドックの雰囲気も悪くなかった?

 むしろ凄く良かったですよ。落ち着きがあって良い感じでした。

 ――スタート直後に挟まれてカッとなるようなシーン。

 両横の馬にぶつかってしまって、ガツンとハミをとってしまいました。

 ――2コーナー過ぎまでくわえたまま。

 でも無理に抑えてケンカにならないように流していったら徐々に落ち着いてくれました。

 ――位置取りや手応えは?

 自然と好位置になった感じですよね。手応えはズッと良かったですよ。

 ――ただペースが遅く上がりが速くなったせいか、勝負どころから少しモタついた感じ?

 そう見えましたか?乗っていて悪い感じは受けませんでした。たしかに着差はわずかだったけど、それ以上に強い内容だったと思います。

 ――掛かり気味だったのに勝ったというのが強い内容ということ?

 1コーナー過ぎまでガッと行くような感じだったのに最後まで脚が上がらなかった。地力があればこそ、だったと思います。

 ――東京でも掛かり気味だったのに凄く強かった(東スポ杯2歳S1着、スミヨン騎乗)。

 そうそう。僕も火曜日にVTRを見直しました。東京での競馬は前半掛かっていたのに終わってみればもの凄く強い勝ち方でしたね。

 ――今年、皐月賞が東京になったのは好材料

 弥生賞も勝ったわけだから中山でも問題はないんでしょうけど、でもあの東京での強さを見たら決してマイナス材料にはならないでしょう。

 ――東京2000メートルは内枠有利。

 できたら内枠がいいですよね。

 ――あとは、岩田騎手自身が東京の2000メートルで勝つところをあまり見たことがない(過去35戦1勝)。

 そうなんですよ(苦笑)。不安材料はそこだけでしょう。ただ、僕自身、苦手意識があるわけではありません。それに何と言ってもサダムパテックの能力が高いので十分にカバーしてくれると思います。昨年とコースは違うけど、同じ結果になれるよう乗るつもりです。

35回走って1度しか勝っていないとは、予想が難しくなりました。

サダムパテックを本命にしたかったのですが、ちょっと考えちゃいますね。

しかし、馬自身は東京がベストだと思うので、馬に声援より岩田に声援を送りたいと思います。

頼むぞ、岩田!