競馬マニアック博物館

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師弟関係解消

栗東小島貞博厩舎所属の田嶋翔騎手(29)が、5月1日付けでフリーになることとなった。同騎手はJRA通算104勝を挙げ、平地・障害の両レースで活躍中。テイエムチュラサンに騎乗した2005年のアイビスサマーダッシュ(GIII、芝1000m)で、重賞制覇を飾っている。今週末は土曜に京都で2鞍、日曜は東京で1鞍に騎乗予定。


なんと、田嶋騎手がフリーになるとは・・・
師匠小島貞博は現役時、ミホノブルボンタヤスツヨシ日本ダービーを2度も制したジョッキーなのだ。

ミホノブルボンで勝利した日本ダービー終了後、雨の中ピンクの勝負服を着た魚屋顔の男が泣いていた。
表彰式の行われるゴール板前近くまでJRAの用意したオープンカーに乗って登場したのだが・・・
この瞬間、1瞬のうちに笑いのツボに入ってしまった。
雨と涙に濡れた顔、魚を捌くおやじを思わせるシワの入った顔。
ぴっかぴっかのオープンカー、赤とピンクのでっかいレイ(首輪)。
なんだか、罰ゲームみたいだな・・・

勝手な予測だが、愛弟子田嶋にフリーを進言したのはこの師匠小島だと思う。
親としては子を育てるのが当たり前であり、次に勝ち星の稼ぎ方を教えねばならないのだが、
自厩舎の馬に花形ホースが1頭もいない。
それどころか管理馬が集まらない。
だからこそ、親の粋なはからいで弟子をフリーにしたのだと思う。
無口で、人を寄せ付けないイメージの人間だが、心の優しい持ち主で有名である。
そして小島の師匠、スパルタの戸山も同じタイプの人間であった。

金子真人様、小島厩舎に良血馬あずけてください。師弟コンビを守る会代表より。