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13冠ベイビー誕生

.ウオッカの初子誕生!シーザスターズの牡馬

スポーツ報知 5月3日(火)8時6分配信

 G1・7勝馬で、アイルランドのギルタウンスタッドにおいて繁殖生活を送っている名牝ウオッカ(牝7歳)が現地時間2日朝、初子となる牡馬を出産したことが分かった。父シーザスターズは、凱旋門賞英ダービーなどG1・6勝の欧州最強馬。“13冠ベビー”は、早ければ2013年に日本でデビューする。

 出産予定日だった先月19日から、遅れること13日。待ち望んでいた朗報が飛び込んできた。「生まれた時の様子は聞いていませんが、生まれたようですね。よかったです」と現役時代に管理した角居調教師の言葉が弾んだ。

 ウオッカは、10年3月4日のドバイ・マクトゥームチャレンジ・ラウンド3(8着)の後に鼻出血を発症して、現役を引退。そのままアイルランドのギルタウンスタッドで繁殖生活に入った。ところが、シーザスターズとの交配は、2回続けて不受胎に。「最後のチャンス」(角居師)だった3度目の種付けで、ようやく受胎が確認されたのが、昨年の6月4日だった。

 日本で競走生活を送ることになっている、歴史的名牝の“長男”。こちらも預かる予定の角居師は「オーナー(谷水雄三氏)と相談してからですが、会いに行く予定です。これからが本当に楽しみです」と夢を膨らませていた。

 ◆ウオッカ 04年生まれの牝馬鹿毛。父タニノギムレット、母タニノシスター(父ルション)。栗東角居勝彦厩舎に所属し、通算成績26戦10勝。JRA・G1勝ちは、06年阪神JF、07年ダービー、08年安田記念天皇賞・秋、09年ヴィクトリアマイル安田記念ジャパンC。史上最多タイの7勝をマークした。総収得賞金13億3356万5800円(うち海外2868万9800円)。08、09年に年度代表馬に選出された。生産者・北海道新ひだか町のカントリー牧場。馬主・谷水雄三氏。

 ◆シーザスターズ 06年、愛国生まれの牡馬。鹿毛。父ケープクロス、母アーバンシー(父ミスワキ)。アイルランドのJ・オックス厩舎に所属し、通算成績9戦8勝。09年に、英2000ギニー、英ダービー、エクリプスS、英インターナショナルS、愛チャンピオンS、凱旋門賞とG1・6連勝を達成して、欧州年度代表馬に輝いた。総収得賞金469万5446ユーロ。母は、93年の凱旋門賞馬。半兄ガリレオは、01年の英愛ダービーキングジョージの勝ち馬。ほかに、2頭の兄姉がG1を制している。生産者・アイルランドサンダーランドHD。馬主・クリストファー・ツィ氏。

 ◆シーザスターズの配合相手 10年に、種付け料8万5000ユーロ(当時のレートで約1000万円)で種牡馬入り。アイルランドのギルタウンスタッドで、けい養されている。初年度は136頭と交配。主な繁殖牝馬に、08年の凱旋門賞ザルカヴァと、その母ザルカシャ、07年の英愛1000ギニー勝ち馬フィンシェールベオ、08年コロネーションSなどG1・3勝のラッシュラッシーズがいる。

楽しみな1頭が誕生しました。名前は、シーザウォッカがいいですね。