サンケイスポーツ 5月5日(木)17時14分配信
地元・船橋で念願のGI勝利を飾ったフリオーソ=5日、船橋競馬場(写真:サンケイスポーツ)
5日に船橋競馬場で行われた第23回かしわ記念(10R、指定交流GI・ダート1600メートル、サラ4歳上、選定馬、定量、1着賞金6000万円)は、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気フリオーソ(牡7歳、船橋・川島正行厩舎)が快勝。勝ちタイムは1分38秒2(稍重)。
3/4馬身差の2着には武豊騎手騎乗の5番人気ラヴェリータが入った。3連覇がかかっていた1番人気エスポワールシチーは3着に終わった。
地方の雄フリオーソが地元・船橋で念願のGI勝利を飾った。人気のエスポワールシチーがスタートに失敗。ハナをきったのはラヴェリータ。グランシュヴァリエがそれに続き、フリオーソは3番手で競馬を進めた。4コーナーでフリオーソが先頭のラヴェリータを抜き去り、エスポワールシチーも懸命に追撃。ラヴェリータも粘りを見せたが、最後は3/4馬身差でフリオーソが勝利をおさめた。
フリオーソの戸崎圭騎手は「とてもうれしいです。エスポワールシチーには勝ったことがなかったので。(逃げる展開ではなかったが)前走で“差し”の競馬ができているので、自信を持ってレースすることができました。皆さまの応援があったからいい結果が出ました。ありがとうございます」と、ファンに笑顔で応えた。
フリオーソは父ブライアンズタイム、母ファーザ、母父ミスタープロスペクターという血統。通算成績は35戦11勝(うち地方30戦11勝)。GIは06年の全日本2歳優駿、07年ジャパンダートダービー、08年帝王賞、10年帝王賞、11年川崎記念に続き6勝目。
エスポワールシチーで鉄板と思っていただけに、フリオーソの勝利にがっかりしてしまった。
しかし、さすがはフェブラリーS 2着馬、この強さは年齢を感じさせないほど力強かった。
今年のダート戦線は地方馬が主役かもしれない。