競馬マニアック博物館

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乗れない、勝てない、稼げない騎手

UMA-JIN

2011年05月16日18時00分

提供:UMAJIN

馬主・調教師だけでなく、競馬の花形・騎手も非常に厳しい環境に置かれている 写真一覧(2件)

“馬7割、騎手3割”と、その重要性が昔から説かれていたように、競走馬と並び騎手は競馬の主役。ところが各メディアでも報道されているように、昨年から騎手が一斉に辞める事態が相次いでいます。

 原因としては地方競馬からの騎手の移籍や、短期免許制度による外国人騎手の増加などいくつかありますが、優勝劣敗の世界なので当然という指摘はあるでしょう。ただ、現場では騎手を確保できずに出馬投票ができないケースが出てきてしまっているのです。

 投票前の想定の段階で30頭を超えるようなレースになると、「誰も空いてない」「AもBもCもDもダメか。このままだと投票できない」という会話をスタンドなどで耳にします。最近では皐月賞の時に1勝馬の登録が多く、除外とわかっていても特別登録金を返還してもらうためには投票しなければならないので、騎手の取り合いが繰り広げられていました。

 その一方で、前走5着の馬まで優先出走権が与えられる現在の制度。極端な言い方をすれば1レースのフルゲート18人、3場開催で54人の騎手がいれば、競馬ができてしまうのです。今はまだオープンのレースなどでいくつか、以前のように除外権利の有無や抽選という形がとられていますが、半分以上の騎手たちは乗れない、勝てない、稼げないという状況に追い込まれてしまっています。

 さらに、騎乗料など手当の減額に加え、調教騎乗料の不払いに関する問題なども表面化するなど、とても競馬の主役とはいえないような環境になってきているのです。このような問題に対して、外国ではストライキを行うなど立場・環境の向上を目指すところもあります。騎手や競走馬、競馬に限らずどんな世界でも裾野が広い方が頂点も高くなるのですから、今のような状態・システムは改善していかなければならないでしょう。

 競馬の主役・花形とされる立場が、陰では追い込まれて魅力を感じさせられない…。そんな世界に誰が憧れ、夢を持つのでしょうか。昔は700人といわれた騎手志望者も、今は半分にも及ばない現状です。騎手が一斉に辞める事態、騎手志望者の減少は、競馬衰退の現実ともいえるでしょう。

まずは競馬の人気回復に全力を上げたいところだが、なんせ貧乏人が多すぎる。

今や日本は先進国ではなく後退国だからだ。

仕事も夢も希望も持てない国で競馬が開催されていること自体不可思議である。

ここ数年で汚れた政治のツケが一気に押し寄せてきたように思う。

それにプラスして歴史的な大震災、そして原発事故。

仮にファンが増えても売上は増えないだろう。

100円券を握り締め好きな馬を応援する、そんな感じになるんじゃないのかな。