競馬
マルセリーナに騎乗する安藤勝騎手
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――マルセリーナは１度レースを使うと反動が出るタイプ。
安藤勝 ただ、今回は桜花賞から少し間があったし、厩舎スタッフからは順調に来ていると聞いています。
――最終追い切りは併せた相手を２秒５もちぎったそうですね。
僕は乗らなかったけど凄い動きだったみたい。厩舎サイドが言うように順調ということでしょう。
――桜花賞を振り返って。いつものことですがスタートはあまり良くない。
そうですね。決して速くはありません。でも、大きく出遅れるわけではない。今回は距離も延びるし、その点の心配はしていません。
――窮屈な所に入ったせいか頭を上げて嫌がるようなシーンも。
はい。あまり狭い所に行きたくなかったので、下げたら頭を上げてしまいました。
――その後、少し掛かった。安藤勝騎手にしては手綱を詰めて乗っているせいか、シンザン記念（３着）やエルフィンＳ（１着）でも掛かるような面を見せている。
１６００メートルとかそれくらいの距離だと、ある程度行かせてあげないと苦しくなります。だから手綱を詰めて押している。そのせいで行く気を見せているだけで、折り合い自体は心配ありません。
――直線は横の馬をはじくくらいの勢いで外へ出した。
行き出してから一気に伸びたのでそう見えたかもしれません。でも、あそこで行かないと出られなくなる可能性があったから、仕方ないですよね。
――最後は凄い伸び。
はい。それまではモタモタしながら徐々に伸びる感じだったのに、桜花賞では一瞬の切れ味を発揮してくれた。急成長していると感じました。
――精神面の成長は？
それも感じます。以前はダラッとした感じで歩いていたパドックも、前走あたりはやる気を見せていい雰囲気でした。
そうなんです。でも、あまり闘志が乗り過ぎるのも良くないから今がちょうどいい感じだと思います。
――抜け出してからは耳をピンと立てて走る。余裕があるから？
どうなんでしょう…。ただ、あまり早く抜け出すとフワッとする面があるので、極端に早く先頭に立ちたくはない。注意するのはそのあたりだけだと思います。
――２４００メートルは？
出していかなければむしろゆったり走っているくらいの馬。折り合いは心配していないので距離が延びるのはかえっていいと思います。
――自身の持つ、クラシック最年長Ｖ記録更新の可能性は？
年齢は減らないからどうしようもない（笑い）。マルセリーナの２冠の可能性は高いと信じています。
アンカツ自信ありそうですね。
このジョッキーが強気な発言をしたときは高い確率で馬券圏内に絡みます。
信頼してよさそうです。
