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金鯱賞 出遅れもなんのその ルーラーシップ

サンケイスポーツ 5月28日(土)15時52分配信

金鯱賞を快勝し、重賞3勝目を挙げたルーラーシップ(手前)=京都競馬場(写真:サンケイスポーツ

 第47回金鯱賞(28日、京都11R、GII、3歳上オープン、芝2000メートル、1着賞金6400万円=出走16頭)福永祐一騎手騎乗で1番人気に支持されたルーラーシップ(牡4歳、栗東角居勝彦厩舎)が出遅れながらも直線で豪快に伸びて快勝。ドバイ遠征からの帰国初戦で、見事に重賞3勝目を挙げた。タイムは2分2秒4(不良)。

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 ルーラーシップはスタートで大きく出遅れ。後方からの競馬となったが、3コーナーで抜群の手応えのまま先行集団を射程圏に捕らえると、直線では先に抜け出したキャプテントゥーレ(牡6歳、栗東森秀行厩舎)との差を一完歩ずつ詰め、ゴール前で差し切る強い競馬。宝塚記念(6月26日、GI、阪神)の主役に躍り出た。

 2着は逃げ粘った2番人気キャプテントゥーレ、3着は3番人気アーネストリー(牡6歳、栗東佐々木晶三厩舎)。また、1年5カ月ぶりの出走となった09年の皐月賞アンライバルド(牡5歳、栗東友道康夫厩舎)は5着(9番人気)だった。

 ルーラーシップは父キングカメハメハ、母がオークス天皇賞・秋を勝ったエアグルーヴ(その父トニービン)という超良血で、通算11戦6勝(海外1戦0勝含む)。重賞は10年鳴尾記念(GIII)、11年日経新春杯(GII)に続いて3勝目。福永騎手は09年サクラメガワンダーに続き2勝目、角居調教師は金鯱賞初制覇。

おもいっきり出遅れて少々かかりぎみに追走、向正面でジリジリ中段まで上がり4コーナー周り直線でステッキが入る。

楽なペースで逃げたキャプテントゥーレをゴール前きっちり差し切る。

う~ん、強い!

宝塚記念では1番人気になるかもしれない。

おそれいった。