キングヘイローといえば福永祐一騎手を思い出す方が多いと思いますがこの東京新聞杯では柴田義臣騎手が手綱をとりました。
テン乗りでしたが見事に癖馬キングヘイローを1着にエスコートしました。
東京スポーツ杯3歳S以来の勝ちで、気性の悪さもあったのでしょう、また福永騎手もデビューしたばかりだったので乗り難しかったのでしょう。
ここからキングヘイローの快進撃が始まりました。
元々、力のある馬でG1皐月賞でも2着と健闘し日本ダービーはまさかの逃げで大敗を期したこともありましたが距離は2000Mぐらいが限界だったのかもしれません。
福永騎手もまだ若かったので騎乗ミスとは責められないそんな雰囲気だった日本ダービーでした。
翌年から短距離路線を歩むわけですが、G1で善戦はするもののなかなか勝ちきれず、次の翌年はなんと砂のG1フェブラリーSに挑戦しオーナー、厩舎陣営に迷いが発していた時期だったのかもしれません。G1を勝ちたい強い執念を感じました。
その後、柴田義臣騎手の進言で距離短縮G1高松宮記念に挑戦したキングヘイローは見事4番人気ながら素晴らしい末脚で頂点に登りつめました。2着は福永祐一騎手騎乗のディバインライトです。
東京新聞杯こそキングヘイローと柴田義臣の夢物語が始まったレースです。