今回紹介する、伝説の馬券師は昭和21年生まれのテレクラ健さんです。
高倉健さんを志し任侠映画を愛する少し強面のラブリーチャンを愛してやまないお茶目なおじいさんです。
予想スタイルとしては川田騎手熱烈応援スタイルです。
川田騎手の単勝、複賞、流し馬券、完全に惚れてしまっているようです。
若かれし頃は新宿のテレクラに勤め週末は馬券三昧の日々を送り奥さんに逃げられマフィアに終われボロボロに傷ついたハートを癒してくれたのが川田騎手だったようです。
もちろん接点なんかありません。競馬ファンとしての一方通行のラブです。
マカヒキに騎乗しダービーを制した夜は百草園でパーティーをしました。
テレクラ健さんの一言が今でも忘れられません。
「余生はそんなに長くないけど川田ジョッキーが2度目のダービージョッキーになった時にまた百草園に集合しよう。それまでは化学療法と放射線治療を頑張るから」
あれから幾年の時が過ぎましたがダービーが近付くと、テレクラ健さんの嬉しそうな顔が思い浮かんでしまいます。