競馬マニアック博物館

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スパイ行為

ルール違反、マナー違反について考えてみたのだが
どこまでが白で、どこからが黒かがわからない
 
ルールブックには、敵のサインを解読してはいけないと書いていないらしい
 
わたしが思うに、
監督やコーチが、相手のサインを解読して選手に教える(白)
受信機、発信機、器具を使ってのスパイ行為はいけないと思う(マナー違反)
グラウンド外から、選手にサインを教える(マナー違反)
 
考えた結果、ルール違反ではないのだが
なんだか、スッキリしない
一言で言えばモラルの問題なのかもしれないが・・・
勝負師にはモラルなんて関係ないのかもしれない
 
結局、いろいろと考えてみたが結論は出せなかった
 
気になる記事を見つけたので、読んでみてください
10年程前、ダイエーホークススパイ疑惑の、朝日新聞社の記事です
 

プロ野球ダイエーホークススパイ疑惑天声人語

 福岡ダイエーホークススパイ疑惑に関する調査報告書を読んだ。
   〈確証は得られなかったものの、関係者の発言等を総合的に判断すると、
   疑惑を完全に払拭(ふっしょく)することはできない〉とある。
   もってまわった表現だけれど、「スパイ行為はあった」と言っているのだ。
   たとえば、こんな記述。
   〈直接行為者と言われている人物の一人は面談での聴取を拒んだが、
  電話での質問に、現在の仕事に影響するのを恐れている心情を強くにじませ、
  疑惑を否定しながらも、その口調には、真実の公開をためらっている様子が垣間見られた〉
  〈疑われるような状況があったことを認めた元職員もおり……〉
  〈球団に関係した人物の中には、やっていたと思う、と言う者もいた〉などとも書かれている。
  疑惑を名指しされた選手の一人が「潔白が証明され、うれしい」と語ったそうだが、誤解しているのではないか。
  報告書から読みとれるのは、限りなく黒に近い灰色でしかない。
  疑惑が指摘された当初、佐々木「大魔神」投手が
  「セ・リーグにも疑惑はある。そのチームからトレードで出た選手が、はっきり言っていた」と発言した。
  広がって騒ぎになると、佐々木投手は球団社長と連名で発言を取り消し、謝罪した。
  しかし、大魔神がわざわざウソをついたと思う人は、まずいないだろう
  スパイと指弾されるのは、それが明らかなルール違反だからだ。
  ルールを守るのはスポーツの根幹
  けれども真実は解明されないまま終わった。
  プロ野球というムラの内部で穏便に始末しようという魂胆が、いろいろな場面で透けて見えた。
  おととし、日米野球交流のために来日したアメリカの審判員が、予定を繰り上げ帰国する事件があった。
  彼はルールブックを厳守した
  ただし日本の選手やコーチ、監督にはひどく不評で、小突かれたこともあった。ふと、思い出す。
 1999年01月20日朝日新聞