馬券師列伝
最近やけにバンドマンと知り合う機会が多く、競馬の予想をこっそり教えて大損させている。 先週、先々週も惜しい所で馬券がハズレてしまうのだ。 近いうち高配当三連単馬券を取らせてあげたいな。 このバンドマンたちの中でアルフィーの高見沢に林家パー子を…
2019 競馬レーシングプログラム道志村サミットに参加してきました。 東京オリンピックの自転車競技で道志村もレースコースとなっているようで村全体でロードサイクルを盛り上げているそうです。 夏休みシーズンということもあり、バイクツーリングや渓流釣り…
競馬専門紙やスポーツ新聞を買わない主義を貫き通す男がこの広い地球上に存在したことに拍手を贈りたい。 競馬を愛する者としては理解しがたい手抜き予想の許せない行為ではあるのだが、色々と話をしてるうちに見る目が変わった。 競馬開催の前日の予想はし…
東京競馬場と中山競馬場を主戦とする馬券師が現在全国ツアー中のイエローモンキーについて熱い胸のうちを語ってくれた。 彼の人生に影響を与えた名盤「SICKS」、ギャンブル依存性とアルコール中毒を改善させてくれた吉井和哉、菊池英明、広瀬洋一、菊池英二…
隅田川を眺めていると月島のあの男を思い出してしまう。 自称、芥川龍之介の孫弟子 茶川(ちゃがわ)伸介だ。 彼の推理的予想は惚れ惚れするものだった。 一番凄かった予想はメイショウサムソンが勝った日本ダービー。 アドマイヤメインとの馬単一点買い。 ウ…
有馬記念優勝馬 グラスワンダー号 バブル絶頂期、証券取引所に勤めるパンチパーマに鬼ゾリ決めて同僚に菊リンと呼ばせていた伝説の馬券師ビーバップサラリーマン。 昼休みになると鬼の形相で近くの鰻屋に飛び込み、3分で鰻丼を出せ!と言う始末。 財布から金…
タイキシャトルの引退レースを皆さん覚えていますか? 断然の一番人気です。 ジャックルマロワ賞まで勝った馬です。 しかし勝ったのは吉田豊騎手騎乗の伏兵マイネルラブでした。 2着は武豊騎手騎乗のシーキングザパールでした。 この馬券を見事的中させた男…
伝説の馬券師ってどれぐらいいるんでしょうね。 映画や小説に出てくるアウトローな風貌の予想屋よりも案外普通っぽい人が伝説を作っていると聞いたことがあります。 今の世の中、アウトローな馬券師はいないのかもしれません。 私の知り合いのサラリーマンタ…
仁義なき戦いの広能昌三演じる菅原文太の如く、角刈りを決め込む男性こそ日本映画愛好会のリーダー亀頭太(かめがしら ふとし)である。 亀頭さんとの出会いは30年ほど前まで遡る。あれは吉祥寺の映画館だったと記憶している。 「亀が太くて困るもんやない。太…
今も昔も耳毛の馬券王は存在する。 ムダ毛の処理があたりまえの昨今、耳毛を伸ばし続ける男性と接触することに成功した。 彼の名前は横分けジョニー 桑田佳祐の波乗りジョニーから名を取った正真正銘のサーファーである。 六本木ヒルズからほど近い高級マン…
葛飾柴又に寅さんではなく猫さんという馬券師がいる。 顔も体も性格も猫そっくり。 こたつで丸くなるのが趣味だが土曜日の代替競馬にやってきたのだ。 ここは東京競馬場。 鉛色の寒、耳を切り裂くような冷たい風、足腰はハンマーで殴られたかのような鈍い冷…
第一回フェブラリーステークスの勝ち馬、噛み付きウィンディこそシンコウウィンディだ。 口向きが悪く隣の馬に噛み付きにいくほど癖のある馬だった。 トップジョッキー岡部幸雄騎手の手綱さばきが光る高騎乗であった。 この癖のある人気薄の馬に大本命をつけ…
週末の昼下がり日暮里のとあるパブで競馬予想大会が開かれていると聞いた。 80年代カンフー映画で一世を風靡したジャッキー・チェンの物真似から入る競馬予想は大変面白く的中率もかなり高いようだ。 このジャッキー・クサリという男の親友のサモハン・タン…
激安ピンサロ店が並ぶサラリーマンの見方、いや全世界の男性のパラダイス大塚。 山手線大塚駅は路面電車が通っておりなんだかノスタルジーを感じる街である。 この街で年間300発ほど射精する、種まき予想の生みの親、ピンサロ馬券師だ。 種まき予想とはその…
わすれもしないあのクイーンカップの前日、東京競馬場近くの飲み屋で予想大会を開いた。そこにヤクザから足を洗ったばかりの男が参加していた。4本指の予想家としてメディアに取り上げられる日々を楽しんでいるようだった。 この男の本命はウメノファイバー…
覗きの名人が田代なら、盗撮の名人も田代で構わぬが、同じ田代でも太陽ホエールズの田代は80年代プロ野球の功労者である。 太陽の光が燦々と降り注ぐ横浜の地にプロ顔負けの馬券師がいた。 横浜商店街を根城にし土日の競馬が収入源。 この男、以前は日の出町…