競馬マニアック博物館

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貧乏、ケチ、セコイとは言わせない 大一番を物にしたレープロ馬券師

競馬専門紙やスポーツ新聞を買わない主義を貫き通す男がこの広い地球上に存在したことに拍手を贈りたい。

 

競馬を愛する者としては理解しがたい手抜き予想の許せない行為ではあるのだが、色々と話をしてるうちに見る目が変わった。

 

競馬開催の前日の予想はしないのか?と尋ねたところしないという。

 

開催日はレーシングプログラムを見ながらパドックで馬の状態を見て、その馬の血統を考慮し予想を組み立てるそうだ。

 

しかし、他人の目が気になるそうで新聞なしだと貧乏、ケチだと思われてはいないかと赤面することも暫しあるようだ。

 

そこでこの悩みの対処法として友人宅から、もらったスポーツ新聞の古紙を持参しカモフラージュするというのだから、おったまげてしまった。

 

一番大きな失敗は古紙に混じってた聖教新聞を競馬場に持っていってしまったことがあり、1面に「勝利」と書かれた新聞で有馬記念のファンファーレの手拍子を叩いたという。

 

断然の一番人気キタサンブラックから勝負し見事馬券を的中させ、暮れの大一番に勝利し帰りの牛丼屋で卵をつけたとか。

 

後世語り継がれるレープロ馬券師の素晴らしく笑えるエピソードである。