スポーツ報知 5月3日(火)8時6分配信
◆交流重賞 第56回ダイオライト記念・G2(2日、船橋競馬場、ダート2400メートル) 好スタートを決めたスマートファルコン(武豊)がマイペースの逃げに持ち込み、手綱を持ったままで8馬身差の楽勝。単勝1・0倍の圧倒的人気に応えた。2着は、地元のカキツバタロイヤルだった。
スマートファルコンは、後続に8馬身差をつけ、力の違いを見せつけた。道中は、完全な“一人旅”。向こう正面でペースを落とし、勝負どころの3コーナーでは、馬が競馬を知っているかのように、一気に引き離した。
「先に行かせた方が持ち味が生きると思って競馬をしている。今日は、自信を持って乗ることができた。強い内容でした」と武豊はさわやかな笑顔。小崎調教師は「東京大賞典を勝ったあと疲労が出たので、ここまで待った。次は、帝王賞(6月29日、大井)を目指す」とJBCクラシック、東京大賞典に続くG1・3連勝に照準を定めた。
◆スマートファルコン 牡6歳の栗毛。父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ(父ミシシッピアン)。戦績28戦18勝(うち地方20戦14勝)。総収得賞金6億8073万6000円(うち地方6億2025万円)。主な勝ち鞍・10年JBCクラシック、東京大賞典など重賞14勝。生産者・北海道静内町の岡田スタツド。馬主・大川徹氏。栗東・小崎憲厩舎所属。
やはり強い。今後、ダート界のキングとして競馬を盛りあげてくれるかもしれない。