新馬戦で一目惚れし来年のクラシックはこの馬だと感じ出走したレースはほぼ現地で観戦した。
6月11日のデビュー戦は東京競馬場だった。
あの5億円近い話題のダノンエアズロックを拝みに行ったのだがパドックで一番印象に残ったのがジパングだった。
背丈も脚も長く、激しくイレ込んでいたがなんとも言えないオーラと存在感があった。
レースは新馬戦の割に結構流れたが、戸崎騎手が抑えられなかったのか早めに先頭に立った。
さすがに直線の長い東京。
惨敗を覚悟したがなんと4着に粘ったのだ。
新馬戦にしては時計も速く上々のデビュー戦だった。
この日、競馬場でコロナ感染し翌日から高熱にうなされ金玉を氷で冷やす日々を送る。
初勝利はダート戦だった。
武豊騎手が手綱を取り強い勝ち方だった。
その後2勝目を狙い東京ダート戦に出走するもパドック見てダメだと思った。
イレ込みもキツイが馬体に張りもなく音無は何をやってんだろ。
そんな事を思いながらレースを見た。
結果は惨敗。
その日からずっとこんな事を考えていた。
体型を見る限り間違いなく長い距離を走れる。
新馬戦での芝のレース内容が良かったのだからダートではなくクラシックを目指すローテーションで行くべきだ。
もしもホープフルステークスに出走したら好勝負になるだろう。
そんな事を毎日思っていた。
そしてホープフルステークスの出馬表を見て体中からアドレナリンが噴出した。
すぐに銀行へ行き有りったけの金をかき集めたのだが残高236円ではATMで降ろせないではないか!
そこで思いついたのが宝物の処分だ。
ダイヤモンドリングやゴールドリングはないけど、包茎矯正リングが2つほどあるので質屋に持って行った。
それと大事にしていた安達由実のお母さんと女子ブロレスラー井上貴子のヌード写真集を持って行った。
ホープフルステークスはパドックを見て金持ちになれると確信した。
張りのある最高馬体、おまけにイレ込んでないし、枠順も良かったので本命を打った。
買い目はサンライズジパングから三連単一頭軸マルチ、相手は人気のレガレイラ、シンエンペラー。
2023年最後の大勝負はまるで映画のようでした。
直線不利がなかったら頭もあったのでは?そんな事を思いながら今週末の若駒ステークスを楽しみにしています。