ロック歌手の内田裕也(71)が26日、大阪・道頓堀の「とんぼりリバーウオーク」で東日本大震災の復興支援路上ライブを行い、お笑い好きの土地柄を意識した“内田節”を連発。多くの善意を集めることに成功した。
左手にステッキ、右手に拡声機を握り、スタッフ数十人を従えてさっそうと現れた内田はまず「ご通行中の皆さん、よかったらこっち来てくれよ。矢沢永吉です。よろしくぅ!」と、吉本新喜劇風のコテコテギャグ。これが大阪人のハートに響いたのか、瞬く間に数百人が道頓堀川沿いの会場に集まった。
さらに「イチローは1億円、久米宏は2億円、ダルビッシュは5000万円。僕は(ロックにちなんで)6万9000円を寄付させていただきました」と話すと、盛り上がりはピークに。ライブでは歌手の桑名正博(57)らも参戦し「スタンド・バイ・ミー」などを熱唱した。
19日に東京・渋谷で行った“ゲリラ募金活動”では無許可だった点を警察から厳重注意されたが、この日は平穏無事に終了。ライブ後には義理の息子にあたる俳優・本木雅弘(45)が書いたという「HELP」の文字が入った金色の募金箱を持ち、商店街を練り歩いた。
以前、矢沢の歌は演歌に聞こえると皮肉ったりもしていた。
スーパースター矢沢の苦笑い。
応援するぜ、永ちゃん!