毎年この時期になるとソワソワと落ち着きがなくなり押し入れから昔の競馬雑誌やトレカなどを引っ張り出しあの日のジャパンカップに想いを馳せる。
あの南半球ホーリックスと国民的アイドルホースオグリキャップの火花が散るような叩き合い。
あれこそ激闘という名の国際レースに相応しく、何年経ってもジャパンカップと言えばこのレースを上げてしまう。
しかし昨今のジャパンカップは大変つまらない物となってしまった。
三冠馬がジャパンカップを勝つ流れが出来上がってしまう近代競馬だが理由は世界の強豪が来なくなった事と日本馬の質が世界一を誇るようになったからだ。
とにかく日本馬は強い。
日本経済は底をさ迷い、アメリカや中国に縄で縛られ寂しい貧相な国家となってしまったが競走馬に関しては世界一だ。
今年は絶対王者イクイノックスが圧倒的支持を受け圧倒的な強さで勝つだろう。
ファンの興味はどれだけ凄いパフォーマンスを見せてくれるか、それだけだ。
ドル高、物価高騰、悲鳴を上げる国民に唯一夢や希望を与えてくれるのは間違いなく走る事を宿命付けられたサラブレッドだ。