競馬マニアック博物館

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日曜小倉11R エスペランサS

 今週日曜日、3回小倉開催2日目のメインは別定戦のオープン特別・エスペランサS(ダ1700m)だ。

 サンライズモールがここでは主役か。前走の梅田Sでは好位追走から直線入り口で逃げ馬に並びかけ、最後は2着馬に3馬身の差をつけて快勝。4カ月ぶりの競馬というハンデを物ともせずオープンクラス入りを果たした。13日の最終追い切りは栗東の坂路を単走で登坂。徐々に加速していき、最後は力強く伸びてタイムは4F52秒8-1F12秒5(一杯)を記録した。馬体には張りが目立ち好気配を保っている、叩き2戦目の上積みも見込め、デキは絶好調といったところか。充実著しい4歳馬なら初のオープン競走であってもアッサリの可能性は十分だ。

 良血馬のランフォルセが逆転の最右翼。最終追い切りは13日、昨年の6月以来再びタッグを組む中舘騎手を背に小倉競馬場のダートで行われた。長め6Fからスタートすると、終いに軽く仕掛けられ鋭く伸びてタイムは6F86秒1-3F39秒1-1F11秒9(G前追う)をマーク。久々の実戦となるが、この一追いで態勢は整ったと言えそうだ。これまでダート戦は13戦し、【5.4.1.3】と上々の安定感を誇る。掲示板を外したことは2度しかなく、相手なりに走れる強みを活かせばここでも好勝負必至か。

 パワーストラグルも侮れない。13日の最終追い切りは小倉競馬場のダートでイットーショウ(3歳未勝利)との併せ馬。パートナーから4馬身ほど先行すると、ジワジワと差を縮められて同入でフィニッシュした。タイムは5F70秒6-3F40秒5-1F12秒5(馬なり)。最後は格下馬にアオられる内容は褒められるものではなく、ケイ古駆けしないタイプとは言え少々不安の残る追い切りとなった。前走のフェブラリーSでは見せ場なく15着に敗退。さすがに一級線が揃うGIでは厳しかったか。それでも昨年の交流重賞白山大賞典を制しており、実績ならメンバー上位。オープン特別のここで重賞馬のプライドを見せることができるか。

 こちらも重賞馬のロールオブザダイス。最終追い切りは13日、石橋脩騎手が跨り美浦の坂路で単走追い。馬なりのメニューでタイムは4F54秒7-1F13秒1(馬なり)を計時した。この一追いで急激に良くなった印象はないが、一応態勢は整ったか。前走の阪神大賞典は13着に敗れたが、休み明けに加えて初芝で初の長距離戦。度外視して良いだろう。メンバー唯一のJRA重賞馬(10年GIII平安S)で、このときの走りができれば勝ち負け争いに十分加われる。

 バトードールは要注意の1頭だ。13日の最終追い切りは栗東・坂路で僚馬のウォータクティクス(古馬オープン)と併せ馬で行われた。新コンビを組む藤岡康騎手を背に、パートナーから半馬身先行。パワフルなフットワークでグイグイ伸びると、最後は5馬身ほど突き放してフィニッシュした。タイムは4F52秒4-1F12秒6(一杯)を記録。コンスタントに使われているが、1戦ごとにデキは良化している。前走の平安Sでは直線伸びを欠き6着に敗れたものの、昨夏のユニコーンSで2着、ジャパンDダービーでは3着と重賞でも好走するだけの実力を持っている。マークは必要だ。

ローカルメインレースに好メンバーが揃いました。

マイラーズCも楽しみですが個人的にはこっちのほうが楽しみ。