サンケイスポーツ 5月7日(土)16時39分配信
7日に行われたダービートライアルのプリンシパルS(東京11R、芝2000m)は、先週の青葉賞から連闘で挑んだC・ウィリアムズ騎手騎乗の1番人気トーセンレーヴ(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が直線で内から鋭く抜け出し、快勝。勝ちタイムは2分1秒0(稍重)。
クビ差の2着には8番人気ムーンリットレイク、1馬身1/4差の3着にはカフナが入った。2番人気ターゲットマシンは10着に終わった。
ダービーの優先出走権1枚をかけた熱戦を制したのはデビュー前から注目を集めていた超良血馬トーセンレーヴだった。ディープサウンド、タカオノボルらが激しく先手を争ったが、道中でペースは緩みスローの流れとなった。トーセンレーヴは中団の内で競馬を進めた。直線に入るとカフナが鮮やかな脚で先頭に。トーセンレーヴは内からスパートをかけ、徐々に進出。最後はカフナが失速し、直線半ばから抜群の伸びを見せたムーンリットレイクとトーセンレーヴが馬体を併せて競り合い、クビ差でトーセンレーヴが勝利を飾った。
トーセンレーヴは父ディープインパクト、母ビワハイジ、母の父Caerleonという血統で通算成績5戦3勝。姉にブエナビスタ(現役・GI5勝)、兄にアドマイヤジャパン(引退・菊花賞2着)、アドマイヤオーラ(引退・ダービー3着)などがいる。
ディープインパクトによく似たピッチ走法で、ダービーの切符を手に入れた。
道中行き足が悪いのかウィリアムズがかなり押していたので、よくて2、3着かなと思っていたのだが直線入ってからが凄かった。あっという間に突き放した。瞬発力は姉のブエナビスタにそっくっりで、順調にいけばあっさりダービーを勝てそうだ。