吉本のお笑い芸人と同じ名前だが、競走馬のジャングルポケットのほうが先です。あしからず。
父譲りの長く使える末脚で日本ダービーとジャパンカップを制した名馬である。
渡辺栄先生と角田晃一騎手の師弟コンビでダービーを制した直後、多くの関係者ファンが泣いた。
わたしも泣いた。
当時は師弟関係で大きな目標に向け切磋琢磨していた。そんな時代だった。
ジャングルポケットより数年前にフジキセキというサンデーサイレンス産駒の化け物がいた。
この師弟コンビで当時の朝日杯3歳Sをフジキセキで制し来年のダービーはこの馬で決まりとマスコミもファンもそう思って言いた。
しかしレース後に屈腱炎を発し引退を余儀なくされる。
それから長い歳月を経てジャングルポケットでダービー馬の栄冠を掴み取ったのだ。
現在の競馬界は外国人ジョッキーが主流でなかなか感情移入できないレースが多い。
またあの日のように人も馬も応援できるそんなドラマに廻り合いたいもんだ。