本日の競馬場は葬式のように静かだった。
札幌と新潟の馬券を買いに東京競馬場に来たのだが暑さのせいもあるが静寂ファイティングとはまさにこの事だろう。
熱中症対策で昨日購入したファン入りのジャンパーを着て行ったのだが、そもそも職人ではないのに何故こんな物を購入してしまったのだろう。
裸の大将ばりのランニングシャツでよかったのでは?
そんな事を思いながら誰もいないパドック前で彼の事を思った。
そう、角田大河だ。
札幌競馬場の芝コースを車で走り世間を騒がせた後に自らの命を経った若獅子。
これも勝負師としての宿命だったのかもしれないが非常に残念だ。
彼のセールスポイントは強きな騎乗。
人気のない馬をうまく走らせ、ここだ!と言った仕掛けどころが抜群にうまかった。
若さ故の失態続きでSNSでこれでもかと叩かれてしまったが、人気のないジョッキーだからこその最期は甘さが一切なく苦味しかないがきっと皆の心の中でずっと生きていくだろう。
大河が三途の川を渡りこれからは天国で安らかに競馬を見守って欲しい。
競馬界の発展のためにも。
合掌。