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父に捧げる グランプリボス優勝

サンケイスポーツ 5月8日(日)15時51分配信

 第16回NHKマイルC(8日、東京11R、GI、3歳オープン、芝1600メートル、1着本賞金9200万円=出走18頭)C・ウィリアムズ騎手騎乗で1番人気のグランプリボス(牡3歳、栗東矢作芳人厩舎)が直線で抜け出し、1分32秒2(良)で快勝。GI2勝目を挙げた。

【写真で見る】表彰式でプレゼンターを務めた水川あさみ

 レースは吉田豊騎手騎乗のフォーエバーマーク(牝3歳、美浦・矢野英一厩舎)が逃げ、先行馬が追いかける激しい展開。人気のグランプリボスは中団、コティリオンは出遅れて最後方からの競馬となった。

 直線残り200メートル付近で馬場の真ん中を割って先頭に立ったグランプリボス。後続を一気に突き放し、コティリオン(牡3歳、栗東橋口弘次郎厩舎)、リアルインパクト(牡3歳、美浦堀宣行厩舎)らの追撃をしのいだ。グランプリボスは朝日杯FSを勝った後、今季は2戦ともに不本意な競馬が続いていたが、GIの舞台で見事に2歳王者の力を発揮した。

 2着は外から伸びた小牧太騎手騎乗の2番人気コティリオン、3着は内田博幸騎手騎乗で4番人気のリアルインパクトニュージーランドT(GII)2着で3番人気に支持されたエーシンジャッカル(牡3歳、栗東高野友和厩舎)は見せ場なく9着に終わった。

 グランプリボスは、父サクラバクシンオー、母ロージーミスト、母の父サンデーサイレンスという血統で、JRA通算7戦4勝。重賞は10年京王杯2歳S(GII)、10年朝日杯FS(GI)に続いて3勝目、鞍上のウィリアムズ騎手、管理する矢作調教師はともに同レース初制覇。

 父サクラバクシンオーは4月30日に心不全のため死亡。グランプリボスは“3歳マイル王”の座に就き、亡き父にGI勝利をプレゼントした。

バクシンオー産駒だから、おもいきって消してしまった。

しかし、後から思うに1番安定した成績を残していて理想的なローテーションで挑んできたのだから1番冠に近い馬だったんだな・・・荒れると思っていたのだが、人気馬同士で決まった。競馬は難しいな。