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サンケイスポーツ 5月11日(水)15時45分配信
【ヴィクトリアM】アパパネ強烈49秒1!ブエナも調整万全
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ヴィクトリアマイルの最終追い切りを行ったブエナビスタ=栗東トレセン(写真:サンケイスポーツ)
15日に東京競馬場で行われる牝馬マイル王決定戦「第6回ヴィクトリアマイル」(牝馬、GI、芝1600メートル、1着賞金9000万円)に向けて有力各馬が、栗東、美浦のトレーニングセンターで最終追い切りを行なった。
【写真で見る】美浦坂路で49秒1!猛時計を叩き出したアパパネ
女傑ブエナビスタか3冠牝馬アパパネかの2強対決の様相の中、まず、ブエナビスタは栗東のCウッドコースに登場。降りしきる雨で、重くなったウッドを蹴散らすように躍動感たっぷりに84秒0-67秒9-52秒1-37秒9-12秒4をマーク。先週、78秒9の速い時計を出し、けさも一杯に追われての好時計。ラストの伸びも文句なく、もたついていた昨年とは雲泥の差。V2に向けて調整は万全。
世代交代を目指すアパパネは美浦の坂路で猛時計を叩き出した。主戦の蛯名騎手を鞍上に1秒ほど先行する僚馬サトノロマネを追いかける。徐々に差を詰めて、ジョッキーのGOサインとともに一気に実戦モードに入り、ゴールでは楽々1馬身先着。前日からの雨で、かなり水分を含んだ馬場での49秒1は傑出タイム。まさに3冠牝馬の実力を見せつけた。もともと叩き良化型のタイプだが、今日の動きは1回使われた効果がはっきり、頂上決戦へ視界は良好。
他は脇役ムードでも、動きが良かったのはショウリュウムーン。栗東坂路で53秒4-39秒1-12秒6を気合つけられる程度でマーク。先週の動き(51秒5)も良かったし、この日のラスト1Fも切れ十分だった。
昨年の秋華賞で、アパパネと接戦の2着を演じたアニメイトバイオは美浦の南ウッドで追われた。昨年のエリザベス女王杯以来のレースだけに、鞍上の後藤騎手が強めに追って、3頭併せを併入に持ち込んだ。時計は65秒4-52秒0-38秒6-13秒3。休み明けだけに馬体は余裕が感じられたが、このひと追いで、どこまで絞れてくるか。
枠順は13日(金)に確定し、レースは15日、東京競馬場11R、午後3時40分にスタートが切られる。
完璧に仕上がっているようでブエナビスタより状態は上なのかもしれない。
2頭に人気が集りそうなメンバー構成なのだが逆転の穴馬候補は果たしていないのだろうか?
いろいろと過去のデータなどを調べて探してみたが残念ながらいなかった。
がちがちの低配当になりそうなので見るだけのレースとしたい。