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ダービー 直前インタビュー 橋口調教師と小牧太の関係

デイリースポーツ 5月27日(金)9時21分配信

【ダービー】橋口師の夢は小牧で獲る

 「日本ダービー・G1」(29日、東京)

 夢、悲願、雪辱‐。それぞれの思いが競馬の祭典で交錯する。これまで2着4回と涙をのみ続けている橋口弘次郎調教師(65)=栗東=はコティリオンで参戦。昨年騎乗停止でテレビ観戦を余儀なくされた小牧太騎手(43)=栗東・フリー=とのコンビで初戴冠を目指す。なお、26日に枠順が確定。馬券は金曜日に一部ウインズで前々日発売される。

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 毎年、この日のために生きていると言っても過言ではない。「今年も下見所に立てるのはうれしいな」と橋口師はしみじみと口にする。自身が初めて管理馬を送り出した90年ダービー(ツルマルミマタオー4着)で魅力に取りつかれ、人一倍のこだわりをもつようになった。「だからコティリオンがNHKマイルCで2着に負けた時、悔しさはなかった。今年もダービーに出走できるうれしさしかなかったよ」の言葉に偽りはない。

 涙をのみ続けてきた。「絶対に勝てると思っていた。きつねにつままれた気分」と話す96年ダンスインザダークを含め、2着4回。「勝つには強運が必要。オレは運がないのかもしれない。でも今年は頼りになる男がいるから。今の小牧は頼もしく見える」‐。

 橋口師は同じ南九州出身の鞍上を積極的に起用し、ローズキングダムの主戦もデビューから任せていた。昨年のダービーは騎乗停止により後藤が騎乗。そして秋には乗り代わりが発表された。「彼は夏競馬で全然勝てなかったから、秋にローズを降ろしたんだ。でもそれから変わったよ。開き直ったな」。成長した姿は今、何よりも心強い。

 「今までのダービーで昨年が一番の思い出。勝ち負けできると思っていたから。あのショックは騎手生活で味わったことがない」と小牧は複雑な胸の内を明かす。それでも、今は笑いながら振り返ることができる。「あれでひと回り大きくなれた。25年の騎乗技術をぶつけたい」。集大成を見せるため、妻と中学3年生の息子・加矢太君も競馬場に招待する。

 悲願と雪辱を胸に秘めて臨む両者。ドラマ性こそが競馬の魅力であるなら、昨年実現できなかったコンビでの“夢のV”が最もふさわしい。

このコンビでのダービー出走は結果はともかくおもしろい。

去年は騎乗停止で乗れなかった小牧だが今年は念願のダービー出走だ。

1発狙って大胆に乗ってほしいな。