J-PHONEの箱に詰まった亡き友の競馬トレカ
90年代半ばから夜な夜な酒を交わした仲間がこの世を去った。
浴びるほど酒を飲み家を売り払うほどの借金、好きに生きた人生、通夜の席でお疲れ様と声をかけた。
生前大事にしていたというトレカの入った箱を頂いてきた。
レアなカードが入っていたとしても素直に喜べない。
彼は帰ってこないから。
それでもレアカードを期待している自分が少しいることに自己嫌悪に落ちた。
まねき馬レインボーのディープインパクトが入ってればなと勝手な妄想ばかりが膨らみ、おまけにヤフオクで売ればウン万いくかなと、まさに人間失格。
それでは箱を開けてみようか。
日刊Gホースカードとエポックのカード、それとゴミのような袋がチラリ。
野球カードのラッパーがなんとも懐かしい。
BBM92とDiamond Heroes96です。
92年はヤクルトスワローズの古田選手のルーキーカード目当てで私も随分と購入しました。
Fruta チョコエッグ第5弾の箱も入っていました。
古田とFrutaの「フルタ」繋がり。
これは縁起がいいですね。
レアカードが入ってそう!
残念ながらレギュラーカードしか入っていませんでした。
しかし亡き友人が好きだったジョッキーカードが綺麗な状態で出てきてちょっぴり涙がこぼれました。
右から勝浦正樹ジョッキー、柴田大知ジョッキー、吉田豊ジョッキー。
それと平成9年、古川吉洋ジョッキーを背に阪神3歳牝馬Sを制したアインブライド号。
彼の思い出の詰まった競馬トレカをこれからも大事にしていきたいと思っております。