競馬マニアック博物館

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人気薄でG1を3勝した前代未聞の穴馬

宝塚記念を語る上でこの一頭を取り上げないときっと公開する。
だから取り上げる。
下ネタなしで真面目に語ります。

その馬の2歳時は7戦全敗でした。
明けの3歳、2戦負け、ようやく5月に初勝利を上げる事が出来ました。
秋になり、9月に1勝し、次走菊花賞トライアルで惨敗。
そしてクラシックレース菊花賞で10番人気の定評価ながら最後の1冠を掴んだ馬こそ、ヒシミラクルです。

この馬は物凄いムラがありまして、人気になると勝てず人気がない時に激走する、なんともヤラセの香りさえプンプン漂ってくる、不思議な馬でした。

後に7番人気で天皇賞春も6番人気で宝塚記念もした訳ですが、摩訶不思議なエピソードもありました。

宝塚記念の前々日にJRAウインズ新橋で中年のおじさんがヒシミラクル単勝を大量に買い、20倍あった単勝オッズが16倍に下がったとか。
その馬券が見事に的中し1千万以上の払い戻しになったとニュースになりました。

確か、天皇賞春も単勝馬券を大量に買い込んでいたと記憶しています。
当時、飲み屋さんや風俗店でもかなりの情報が溢れていました。
謎多きミラクルおじさんでありましたが、正体がわかってから封印されてしまった感がある競馬ネタ。
この逸話はホント面白いな。