斬新なアイテムが本屋さんのレジカウンターに並んでいた。
なぜ競馬?
誰が買うんだろ?
それから一月も経たないうちにブームに火が着いた。
競馬場のターフィショップ、野球やバスケットボールカードを扱うカードショップ、トレーディングカードマガジンへの露出、そして競馬専門トレカショップのお店まで登場。
バンダイ社のターゲットは20歳を越えた成人だったはずだが、子供も多く購入していたようだ。
目当ては6パックに1枚ほどしか封入されていないメモリアルカード。
この子供達は引き当てたらすぐにカードショップに売りに行き経済を学んだとか…競馬を学んだとか。
江川卓、杉本清出演の日本テレビ、スポーツうるぐすでもサラブレッドカードを取り上げて、ついに品薄状態から在庫ゼロになってしまったのだ。
この人気に拍車をかけたのがウイニングチケットのメモリアルカードである。
馬主サイドから顔だけでなく体全体の写ったものに変えてほしいとクレームがあったようで、その変更前のカードにプレミアム価格がつき大騒ぎになりました。
ブームの火付け役バンダイ恐るべし。